加藤学長の共栄最前線

【2017年4月】 平成29年度入学式 学長式辞

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みなさん、共栄大学へのご入学、誠におめでとうございます。
またご家族のみなさま、お子様方の大学ご入学、大変おめでとうございます。
教職員、また在校生一同、みなさんの入学を心から歓迎いたします。
学長の加藤です。

みなさんの中には大学卒業後、大学院へ進まれるかたもいると思いますが、まずは社会への直前段階である大学生活が始まります。
大学を卒業後の進路について既に明確にその姿を思い描いている方も、未だそうではない方もいらっしゃると思いますが、みなさんいろいろと夢と希望を膨らませていることと思います。共栄大学ではそんな夢を形作り、実現へと結びつけるため、みなさんとこれから一緒に歩いていきます。その道は楽なものではないかもしれません。しかし学生のみなさんと教職員の距離が極めて近いという、共栄大学の規模のメリットを十二分に生かしてしっかりと、そして着実に夢の実現に向けて教職員はみなさんと一緒に歩みを進めていきます。

そのために2つのことを、入学式のお祝いの言葉とともにお願いしておきます。
その一番目は頭を柔軟にして「考える力」を身に付けて欲しいということです。
これまでのみなさんは、一つの正解を素早く導き出し、決められた時間内に設問に回答する試験学力の向上に頑張ってこられたと思います。
この試験学力、もちろんこれからも必要な力ですが、これからはそれに加えてみんなで議論し合って結論を導き出すこと、またいろいろと多岐にわたる着眼点から考察して結論を導き出すことも必要な学力になります。即ち、たった一つの正解を暗記して答えを素早く用意するのではなく、いろいろなアプローチで考え抜き、またいろいろな答えを比較して、問われたことに対してもっとも適切だと思う答えを導き出すことも求められる力のひとつとなります。答えはその時の着眼点によって異なってくるでしょう。また社会状況、その人が置かれている立場等によって違う場合もあります。頭に入れた知識を知識として暗記するだけで終わらせるのではなく、知識に知恵を組み合わせて自分の考えをしっかり作ってください。他の人の意見をしっかり聞いて、それに対する自分の考えをまとめる。そして自分の考えを他の人に伝える、こんな力はみなさんが社会に出て、そこで生き抜くために必ず必要となる学力です。

こんな話があります。
ある小学校の低学年における理科の授業での出来事です。先生が生徒たちに質問をしました。「氷が溶けたらなにになりますか?」子供たちが一斉に答えます。「氷が溶けたら水になります!」なかには化学式の知識をもっている子供もいました。「H2O!」なんて答えます。そんな中、教室の片隅の小さな女の子がそっと手を挙げました。「先生!氷が溶けたら、氷が溶けたら・・・春になります」これは理科の時間の試験学力だとしたら正解ではないでしょう。だけどこの女の子のその時の気持ちをそのまま表現したのだとしたら、これも正解のひとつではないでしょうか。このように自分でいろいろと着眼点を考えるには、是非本をたくさん読んでください。本を読むと多くのことを想像し、考える力が自然と身に付くようになります。

2つ目に大学生活ではぜひコミュニケーション力をつけて欲しいと思います。
就職活動において、企業が求める力はコミュニケーション能力だとはよく聞く話です。人と人が理解し合いながら仕事を進めていく企業においては当然求められる力だと思います。ただ学生の皆さんの中には、このコミュニケーション能力を一部誤解している人もいるようです。例えば自分は部活でバスケットボールをやっていて、チームをまとめたのでコミュニケーション力に自信があります。という学生は結構多いようです。確かに学生を取りまとめる力も立派なコミュニケーション能力です。ただこれだけでは一部のコミュニケーション力を備えているとしか言えません。本当のコミュニケーション能力とは、学生仲間、即ち同年代の人々とのコミュニケーションに加えて、様々な年代の人ともコミュニケーションが取れること、また自分とは異なる文化背景を持つ人々とコミュニケーションをとることが出来て初めて、真の意味でコミュニケーション力があると言えるのです。

みなさんは大学生活の中で出来るだけ多くの友人を作り、お互いを良く理解するためにコミュニケーションを取り合ってください。それにより同世代とのコミュニケーション力は飛躍的に高まります。

同時にみなさんよりはるか上の世代の方々とのコミュニケーション力向上にも努めてください。高齢化が進む現代、ご親戚をはじめ多くのお年寄りと出会う機会があります。異なる世代の方々とのコミュニケーションに努めてください。もちろんみなさんがこれから出会うゼミナールの指導教官との間でも、異なる世代の人とのコミュニケーション力を高めることは出来ます。本学の教職員と大いに話し合い、自分の考えをしっかり伝える良い機会にして頂きたいと思います。

更にはグローバル化が進み、世界が小さくなった今、様々な文化背景を持つ人々とのコミュニケーションが取れなければいけません。本学には多くの留学生が在籍しています。様々な文化背景を持つ留学生を含め、学生の皆さんがお互いの理解を深めるために自分が育ってきた文化について語り、また違う文化背景の人から話を聞けば、自然とコミュニケーションの力が身についてきます。大学生活において、同世代の仲間との会話、高齢化社会の中での年長者との会話、異なる文化背景を持つ留学生との会話を通し、本当のコミュニケーション力をつけて頂きたいと思います。

みなさん!いよいよ大学生活が始まります。緑あふれる共栄大学というキャンパスに自由に夢を描いて、なりたい自分になれるよう努力しましょう。

先ずは夢を持つことです。みなさんも良く知っている明治維新の精神的指導者と言われた吉田松陰はこんなことを言っています。
「夢なき者に理想なし。理想なきものに計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成功なし。ゆえに夢なき者に成功なし」
夢を描くことが出来なければ、絶対に成功はないと言っているのです。みなさんも共栄大学で過ごす中で、大きな夢を描いてその夢を我々と一緒に形にしていきましょう。私たちもそんなみなさんに寄り添って今日から一緒に歩き始めます。

共栄大学のキャンパスで、笑顔で挨拶を交わしましょう、そして触れ合いを大事にしてみんなで成長していきましょう。
これからみなさんと過ごす共栄大学の学びと生活を楽しみにしています。

本日はご入学、おめでとうございます。

2017年4月4日 加藤 彰 

春日部市民文化会館にて

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