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【2020年2月】加藤学長からのメッセージ

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大学入試センター試験も終わり、大学入試も佳境を迎えています。しかし今は入試の形態も様々で、既に大学入試を終えてほっとした気持ちで2月を迎えている方々も多いのではないでしょうか。暖冬といわれる令和2年も早一月が経ち、みなさんは春の訪れを心から待ち望んでいる日々を過ごしていることでしょう。

東京オリンピックの開催まで、あと170日ちょっととなりました。夏の暑い気候が選手の活躍にどのように影響するのか心配は残りますが、それよりも世界の一流選手が東京に結集し、それぞれがベストを尽くした競技を繰り広げる期待の方が遙かに心配を上回ります。

しかし大変残念ではありますが、ただオリンピックの始まるのを心待ちにしているというわけにはいきそうにありません。中国、武漢市で発生した新型肺炎の問題です。厄介なことに人から人への感染が確認され、中国からの団体旅行は出国禁止を余儀なくされています。それにも関わらず勢いは衰えを見せず、広がりはパンデミック状態といっても過言ではありません。もちろん人類の英知はパンデミックに発展する前に、抗ウイルスのワクチンを作り出すでしょうが、最悪の場合、東京オリンピックに大きな陰を落としかねません。「お・も・て・な・し」で東京にオリンピックを誘致して以来、アスリートも施設も手抜かりなく準備を進めてきましたが、直前になって華やかな祭典の開催に不安を感じる状況がいろいろと出てきています。

心待ちにしていた事が、ちょっとした出来事で微妙に変化する、いわゆる「不測の事態」の発生は決してオリンピックだけでなく、みなさんの身近にも起き得る問題です。そんな事態に直面したら、みなさんはどうしますか?もちろん事態の内容、種類によって対応はいろいろと異なりますが、不測の事態に対処するには基本となる力をしっかりと備えておかなければなりません。そのため私は学生にはいつも次の事を心がけて欲しいと話をしています。即ち、まず必要となるのは「先を読み解く力」です。「今ある姿から、世の中は、あるいは自分たち周辺はどのように変わっていくのだろうか」「その変化に対して自分たちはどのように変わるべきか」と言う先を読み解く力です。この力があれば、不測の事態の先を読み解く事が出来、いつでも適格に対応する事が可能となります。次に必要なのは、先読みをするためには出来るだけ多くの情報を集める事です。新聞、テレビなどのニュースに加え、近頃はSNSもあります。また友達、先生、街の人の言葉なども重要な情報源です。出来るだけ多くの情報を持つ事により、みなさんの先を読み解く力の精度は格段に上がるに違いありません。

一昔前にジョン・K・ガルブレイスは様々な競争や技術革新が起こる状況を「不確実性の時代」と呼びました。現代はそれとは比較にならないほど全てが進化しています。それだけ変化のスピードが速くなっているのかも知れません。しかし「先を読む力」と「情報を集める力」の重要性は変わりありません。是非みなさんも先を読む力をつけるために様々なシュミレーションを行い、不測の事態に備えてください。情報を集め、いろいろと先読みをしながらオリンピックを観戦すれば、楽しみが倍増する事受け合いです。

2020年2月1日 共栄大学 学長 加藤彰

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