【国際経営学部】小林教授が高校生に模擬授業を実施

2023.06.02

国際経営学部

 国際経営学部の小林尚行教授が、5月28日(日)に行われた第3回共栄大学オープンキャンパスにおいて来校した高校生たちに模擬授業を行いました。小林教授は、国際経営学部の教員(先生)で、授業の題名は「世界の課題からSDGsを考える」でした。

 授業の最初に小林先生は、国際社会において注目すべき写真を何枚か紹介しました。それは日本で洪水の被害にあった写真、エチオピアでの質素で薄暗い学校の教室の写真、インドネシアでの海洋汚染の写真、そして現在起きているロシアのウクライナ侵攻の写真でした。これらの国際社会の問題は、すべて国際連合が掲げた「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」における気候変動、貧困、環境、平和等の問題と密接に関係があると小林先生はおっしゃいました。

 また小林先生は、高校生にいくつかのクイズを出題しました。小林先生は、たとえその答えが間違っていても「間違いは成功のもと」であるとし、「間違い自体は悪くはない。重要なことは自分の意見をしっかり主張することです。」とおっしゃいました。

 小林先生によると、世界のエネルギー事情は国ごとの特性によって異なるそうです。例えば日本は発電に石炭や天然ガスに多くを依存し、フランスが原子力、そしてカナダはナイアガラの滝等の豊富な水源から水力発電が盛んであるそうです。またロシアとウクライナの戦争によって、ロシアの天然ガスの輸入が困難になり、それによってほかのエネルギー価格も付随して上昇し、その結果日本の電気代の上昇やその他の物価高につながっているという興味深い話もされました。

 またこの模擬講義には、小林先生の専門ゼミナールに所属している2人の共栄大学生も参加しました。彼らは、日頃から小林先生からSDGsに関する学問を学んでおり、今回も小林先生からの質問にも的確に返答し、最後に高校生たちには「これからも一緒にSDGsを学んでいきましょう」と話して模擬講義は終了しました。

 次回の第4回共栄大学オープンキャンパスは6月18日(日)です。皆さん、是非ご参加ください。

小林 尚行教授

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