本年４月、私たち社会科教育ゼミ生は橋本先生のサービス・ラーニング（社会貢献を通した学び）の講義を受けた。講義の中で、チョコレートのフェアトレード（公正な取引）を進める一人の大学生の姿に感動を受けた。誰からともなく「私たちの手で何か社会貢献をすることはできないのか？」という声があがった。本年はコロナ禍以降初めて樹麗祭が外部に開かれることもあり、SDGsカフェを出展することとなった。

　SDGsカフェでは、「SDGsを自分ごとに！」をテーマに、フェアトレード商品の販売、SDGs・フェアトレード・ユニセフ等の社会貢献に関する企画展示を行い、売り上げの一部をユニセフに寄付することにした。

　樹麗祭では商品販売や展示のほかにも、SDGsの17の目標のスタンプラリーも実施した。今回の企画では春日部市役所から、SDGsカフェのチラシ配布やスタンプラリーの貸与のご協力をいただいた。スタンプラリーは、小学生から年配の方々まで多くの人が興味を持って参加してくださり「来年度以降もずっとやって欲しい」との声もいただいた。

　また、たくさんの先生方や職員の皆さんも展示を見て下さり、激励の声をかけてくださった。さらには、他大学の先生、市民団体の方々も展示を見て下さり温かいお言葉をいただいた。

　私たちは樹麗祭での活動を通して、実践的な学びを体験できたと考える。これからも理論と実践の融合、往還を目指して様々なことに取り組み学んでいきたい。