2024.07.17
観光ビジネス論(中田)では、6月26日にキッザニア東京(KCJ GROUP 株式会社)営業統括部の米良氏、齊藤氏を招き、特別講義を実施しました。この特別講義では、国内のキッザニアにおける営業戦略、人材育成を中心にお話しいただきました。
学生は事前に公式サイトなどを参照し、キッザニアがこどもや保護者のために行っている工夫について確認、質問を準備して講義に臨みました。
まず、キッザニアのコンセプト=Edutainment(学び+楽しさを合わせた造語)や営業戦略、インバウンド需要に対してどのような施策をしているのかなどを説明いただきました。
次に、スーパーバイザー(キッザニアでこども達と接するスタッフ)は、キッザニアでこども達の「気づき」を引き出し、「生きる力」を育むために重要な役割を担っていることを学びました。
キッザニアでは、こども達が“一人の大人”として活動するために、声掛けには特にこだわっているそうです。「キッザニアの施設内で用いたい言葉」について考える時間を設け、学生と対話をしながら講義いただきました。
質疑応答では、少子高齢化に対しての考えや戦略、同伴する保護者への対応、ハンディキャップを持つ来場者への対応などについてお答えいただきました。講義終了後も「盲導犬はどのように同伴するのか」、「自身はこども達にサッカーを教えている。こども達が話を聞いてくれない時にはどのような対応をしたらいいか」など、学生からの質問にお答えいただきました。
講義後、学生から次のようなコメントが寄せられました。
「仕事の体験を提供するだけではなく、パートナー企業と協力し、仕事の本質を伝えるようにつくられていることがわかった」、「答えを教えるのではなく、気づきを引き出すための声掛けが大切であることを学んだ」、「さっそく、自分がコーチとしてこどもと接する時に、ポジティブな伝え方に変換する方法を使ってみようと思う」など。
キッザニアの目的や狙いについて理解を深められたほか、さっそく学びを活かそうとする学生もいました。
このような機会をいただけましたことをおふたりに心より感謝申し上げます。
参考