【教育学部】SDGs企画~命を育む地産地消~

2024.07.26

教育学部

 イチゴの旬はいつかご存知でしょうか?私達は年中イチゴの乗ったショートケーキを食べることができます。「食べたい時に食べたい果物や野菜が食べられる」そんな生活は農家の方々の並々ならぬ苦労に支えられています。社会科教育(橋本)ゼミでは、7月5日(金)に折原果樹園に伺い、ブドウの葉を切る摘果作業等を経て命を育む農業について体験を通して学びました。

 ブドウの摘果作業では1つの粒又は房に対して何枚の葉が必要であるかを割り出します。次に葉の枚数を数えながら効率よく日に当たるように摘果作業をします。こうすることでブドウに栄養が多く行き渡り、立派なブドウを収穫することができるということを学びました。

 炎天下の中でも手を抜かず愛情をこめて作物を育てる。長い収穫までには、時に台風に見舞われたり思ったように実らなかったりすることもあるそうです。そうやって収穫した果物を買ってくれた方が「美味しい美味しい」と言って食べてくれる時、喜びがあふれるそうです。

 事後学習では、zoomを使って折原果樹園にお嫁にいらした千鶴さんにお話を伺いました。朝、太陽と共に起き太陽共に働き太陽と共に仕事を終える。当たり前のことが当たり前ではない喜びであることを語っていらっしゃいました。また、地産地消することが人間の元気の源であることを自身の子育てを通して語ってくださいました。

 講義の時間では、学生が積極的に質問を行い農業の深さ、教員としてどのように農業の素晴らしさを伝えたら良いのかといったことを学ぶことができました。さらに、農業についての学びではなくこれからの人生についても深く考えさせられる時間でした。私たちは折原果樹園での農業体験を通して、実践的な学びができたと考えます。これからも理論と実践の融合、往還を目指して様々なことに取り組み学んでいきたいと思います。

【参加した学生の感想】

・実際に農業体験してみて、私が想像していた以上に難しくてとても暑くて大変でした。私が体験させてもらった内容は農作業のほんの一部に過ぎないけれど、あの数時間の体験で農業の大変さや農家の方々の凄さを、身をもって感じることができました。いつもは何とも思わず口にしていた野菜や果物がこんなにも苦労して作られていたことを改めて感じ、おいしく育ててくれた農家さんに感謝したいと思うとともに、今後教壇に立った時に子どもたちにも農業の大変さやすばらしさを伝えていきたいと思いました。

・今回の農業体験を通してより、作物に感謝を持とうと思ったし、なによりこれからの未来をつくっていく子供たちに農業の大変さ、素晴らしさ、かっこよさを伝えていける教員になりたいと思いました。自分の住む地域で取れた野菜を旬に合わせて食べていきます!!

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