【国際経営学部】結婚式プロデュースの手法を学ぶ特別講義を実施

2024.08.02

国際経営学部

工藤氏による講義

 観光ビジネス論(中田)では、7月3日に株式会社八芳園 八芳園プロデュース事業部の工藤氏を招き、特別講義を実施しました。特別講義では、柱となるイベントプロデュース事業の紹介、ウェディングプランナーの仕事のなかから、プランニングについて主にお話いただきました。事前学習では、八芳園がコロナ禍にリリースした「LIVING ROOM WEDDING」に関するトークセッション動画や、公式サイトなどを参照し、変化が大きいこのような時期にゲストのために行っていることを確認し、講義に臨みました。

 社会の状況やニーズが多様化するなか、一組一組のカップル、ゲストへどのような工夫が必要となるかを具体的にイメージするために一緒に考える時間を作っていただきました。「イスラム教徒のカップルの結婚式」、「宮古島が思い出の地であるカップルの結婚式」、「ふたりとも耳の不自由なカップルの結婚式」の提案をするとしたら、自身はどのような対応・提案を考えるか。学生はそれぞれが知っていること、考えられることを絞り出しながら回答し、実際にはどのような対応をしたのか、背景を含めて解説いただきました。カップルもゲストも多様化するなかで、特定の誰かのためにではなく、参加者全員のためにチームで、結婚式づくりをすすめていることがわかりました。

 また、学生から挙がった質問へもご回答いただきました。「もし、ミスや行き違いなどが発生してしまった場合の対応」としては、「自分が伝えたかではなく、相手に伝わっているか」という点を大切に改めて振り返り、対応を考える姿勢が大切であることを自らの経験を交えてご紹介いただきました。さらに、「緊張しているカップルへの対応」については、スタッフみんなで温かくサポートした事例をご紹介いただき、そこから顧客へ寄添う気持ちの大切さを学びました。

映像を紹介する工藤氏

 講義終了後、学生からは「家族の個別事情などへ対応していく姿勢に感動しました」「人それぞれできることや、やりたいことが違うので同じ式はひとつもないのだと感じました」「素晴らしいチーム力には、社内でされているコミュニケーションの工夫にもあると感じました」などのコメントが寄せられました。まだ、学生世代にはイメージすることが難しい「結婚」「結婚式」や「結婚式づくり」について学ぶ機会をいただけました。このような機会をいただけましたことに心より感謝申し上げます。

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