2024.09.24
共栄大学のエアライン・ホテルアカデミー生総勢11名は8月21日、夏休みを利用し(株)日本デリカサービス(*)の「ONE DAYインターンシップ」に参加しました。同社は食品大手(株)ニッスイが70%、三菱商事(株)が20%、(株)ローソンが10%を出資し、 LAWSONに「中食」と言われる、お弁当やおにぎりなどを製造する会社です。
訪問した同社の八千代工場(千葉県)に入ると真っ先に、ネット型の帽子着用を指示されました。食品を取り扱う工場ゆえ徹底した衛生管理にやや驚きつつも、急ぎネット帽を着用。訪問した時間帯が丁度お昼時であったことから、ご厚意により同社で製造された麺類やサラダを堪能できました。日本デリカサービスの温かな御心遣いに、一同大感激でした。
昼食を摂りながら、担当者による会社説明や業界紹介がスタート。これまであまり触れる機会が少なかった食品業界への理解を深め、同時に「多くの人々の食を支えながら、安全で健康的な日常を送る」ことに注力をされている同社の企業姿勢などを学びました。
座学が終了すると、今度はいざ、食品工場へと向かいました。工場に立ち入る前に、更に特別の白衣を身に纏い、入念にエアーシャワーを浴び、製造現場へ初潜入。食品の製造現場へは誰も足を踏み入れたことが無く、安全・衛生管理が徹底され、統率の取れた工場を見学でき、驚きの連続でした。お陰さまでとても貴重な体験ができました。
参加した女子学生は、「働く環境を良くするには従業員の方としっかりとコミュニケーションをとることの重要性を学びました」と笑顔で語り、また「ワークショップ」に参加した学生は、「実際の『ワーク』を通じて自分はどのようなことを大切にしているか確認でき、非常に有意義な時間でした」と満足げに話す姿が印象的でした。工場を去る際にはお土産までいただき、学生達も恐縮しきりでした。
今回の「ONE DAYインターンシップ」は、ニッスイ出身の同社役員の方と館山友宏先生とのご縁で実現しました。「これからも企業様との“ご縁”を大切に、そして何よりも学生達にはインターンシップを通じて実社会を知ってほしい。これからも大切な将来を考える上での機会を提供していきたい。」と、担当した同先生は目を細めて語っていました。
(*)株式会社日本デリカサービス
コンビニ大手「LAWSON」に、“中食”と言われるお弁当・おにぎり・寿司・麺・惣菜・サラダなどの食品製造および販売している企業。