2024.10.11
みなさんは、何かボランティア活動をしたことがありますか?
共栄大学の学生は、運動部やローターアクトクラブなどが中心となり、地域活動支援、農園ボランティア、スポーツ交流、子ども達へのサッカースクールなどに参加し、それぞれの得意分野を生かして必要な人達をサポートしており、そのような姿勢を誇りに思います。
2024年9月上旬に実施した「フィリピンボランティアプログラム」へは、国際経営学部学生13名、教育学部学生2名、教員2名の計17名が参加しました。海外ボランティアというと、ハードルが高いと感じる学生も多いかもしれませんが、5月末~6月に実施した説明会には、延べ30名以上の学生が参加し、興味を持った学生も多いことがわかりました。
今回のボランティアでは、主にフィリピンの首都マニラ市郊外のバセコ地区(最貧地区)の子ども達と交流し、Gawad Kalinga(フィリピンのNGO団体)の活動のなかから、エリア内の住宅のペンキ塗り、食事提供などのボランティア活動に参加しました。外国でボランティアをするということは、その国の文化・風習、社会問題に直面することとなり、事前に背景の確認や、準備も必要です。また、当然ながら現地では外国語で交流し、自分達を知ってもらうために、どのように表現するのがよいかを考えていく必要もあります。そういった準備を出発前にメンバーで集まり、また、それぞれが考えて参加しました。参加学生は、学部・学年も異なり、「海外へ行くことも初めてであった」、「参加をひとりで決めた」という学生も多くいましたが、参加者同士が驚くべきスピードで仲良くなり、交流プログラムでも、現地のコミュニティに交じり、歌やダンスに加わっていく姿にたくましさを感じました。
また、プログラムの後半には、フェアトレードの成功例として有名なパシグ市のウゴン地区を訪れました。バランガイ・ウゴンの役所、高校、キルス財団への視察、周辺の散策、 本業、本業以外の再生社会を目指した取り組みの視察も行いました。この町では、財団スタッフの家へ数名ずつ異なる家庭にホームステイし、子ども達と遊んで過ごした学生、ホストファミリーとカラオケに行った学生、フィリピンの珍味バロットに挑戦した学生など、それぞれの滞在を楽しみました。
今回参加した学生にとってこのプログラムは、どのような経験になったでしょうか。学生生活は、長期休暇を含めて、様々な経験をする機会です。一人では少し勇気がいることも、仲間とともに取り組めるいい機会が大学生活にはたくさんあると思います。新たな出会いや気づきを楽しみに、みなさんも是非何かに挑戦してみてください。