2026.04.15
2026年4月6日より、東武鉄道 春日部駅東口通路にて、生成AIを活用した作品展示「この街の物語を、AIで描く。」を実施しています。本展示は、春日部市および東武鉄道株式会社との連携のもと、地域資源をテーマとしたAIアート作品を駅という公共空間で発信する取り組みです。

展示は、通行量の多い改札内通路に設置されており、通勤・通学で駅を利用する市民や来訪者が、日常の中で自然に作品と出会う構成となっています。目的を持って訪れるイベント型の展示とは異なり、幅広い層に対して春日部の魅力を発信できる点が特徴です。

本企画は、2025年12月に春日部市役所で開催された「春日部市市制施行20周年記念 SDGsカフェ」におけるAIアート展を発展させたものです。同イベントでは多くの来場者から好評を得るとともに、「より多くの人に見てもらいたい」、「長期間展示してほしい」といった声が寄せられました。こうした反響を受け、より多くの人々が行き交う駅空間での展示として実施しています。
展示作品は、春日部市の特産品や名所をテーマに、学生が生成AIを活用して制作した短編小説と、その印象的な場面を表現した画像作品で構成されています。さらに、題材となった地域資源の実際の写真と解説も併せて展示することで、AIによる創作と現実の情報を対比しながら楽しめる内容となっています。実在の文化や資源とAIの関係性には慎重さが求められる中、本企画では小説というフィクションを媒介とすることで、両者を自然に接続する表現手法を採用しています。
作品は、伊藤ゼミに所属する学生(当時2~4年生)が制作し、地域資源の調査、ストーリー構築、AI生成、解説作成まで一貫して取り組みました。また、展示の設営は現3年生の吉本愛美さんと宮田琉那さんが中心となって行い、掲示位置や間隔の調整などを工夫しながら、公共空間における展示として見やすさと統一感を意識して仕上げています。さらに、展示全体の構成については、河合麗奈助教が支援し、作品の視認性や流れを考慮した展示順の設計を行いました。

本取り組みは、生成AIの活用を通じて地域を深く理解し、その魅力を新たな形で発信することを目的としたものであり、学生にとっては地域理解とICT活用を融合した実践的な学びの機会となりました。今後も伊藤ゼミでは、地域や企業との連携を通じて、学生が主体的に企画・制作に取り組む実践的な教育活動を推進していきます。
共栄大学は、建学理念である「至誠」を原点に、地域社会と連携した教育活動を重視し、学生の創造力と行動力を育む取り組みを今後も進めてまいります。
【展示概要】
■名称:この街の物語を、AIで描く。
■期間:2026年4月6日(月)~(夏頃までの予定)
■場所:東武鉄道 春日部駅 東口通路(2階)
■内容:生成AIによる短編小説・画像作品および地域資源の解説
■点数:20点