2026.08.06
2026年7月3日(金)、旅行ビジネス論(国際経営学部 髙野雅巳准教授)の講義では、一般社団法人あみ観光協会(茨城県稲敷郡阿見町)専務理事事務局長の岩波達弥氏をゲスト講師としてお招きし、特別講義を実施しました。

本講義は、学生が全国から地域を1つ選び、ターゲット設定や収益モデルを含めた地域活性化策を提案する実践的なカリキュラムの一環です。担当の髙野准教授は、事前学習として旅行市場の基礎データや旅行会社・DMOの収益構造を指導した上で、「現場の専門家から地域資源を発掘し、収益化につなげる手法を学んでほしい」という狙いから本講義を企画しました。
講義前半では、人口減少や地域経済の縮小といった地方が直面する課題、OTAの普及など観光環境の変化が解説されました。その上で、自治体が自立して財源を確保する工夫や、観光を通じた持続可能な地域づくりの重要性が示されました。

後半では、あみプレミアム・アウトレットや予科練平和記念館を抱える阿見町の事例を交え、同協会が推進する「着地型観光」や観光資源の「磨き上げ」について紹介されました。日帰りツアーの終了時間をあえて昼過ぎに設定し町内でのランチ消費を促す取り組みや、地域住民を巻き込んだ「100のコトプロジェクト」などを紹介。「単にツアーを作るのではなく、ストーリー化や体験価値を付加して地域が稼ぐ仕組みを構築することが不可欠である」と語っていただきました。

受講した学生からは、「地域活性化の具体的な裏側やアイデアを知ることができた」「単なるPRではなく、稼ぐ仕組みを作る視点が新鮮だった」「提案に向けた意欲が高まった」などの感想が寄せられ、学びを今後のビジネス提案へ繋げる貴重な機会となりました。
なお、本特別講義の官学連携への取り組みは『旅行新聞』(2026年8月1日発行)にも掲載され注目を集めました。
共栄大学の髙野准教授、あみ観光協会(茨城県・阿見町)と特別講義 ”収益化”につなげる手法学ぶ – 旅行新聞 – 株式会社旅行新聞新社