【伊藤ゼミ】けやきサマーフェスタを「光」と「物語」で演出

2026.08.18

ゼミ活動

国際経営学部

 メディアやポップカルチャーを中心にICT研究活動を行う国際経営学部の伊藤ゼミ(指導教員:伊藤大河 准教授)は、2026年8月8日(土)、春日部市の武里大枝市民センターで開催された「けやきサマーフェスタ」において、デジタル技術を活用した2つの空間演出を実施しました。

LumiScatterによって天井全体にカラフルな光が広がっている写真

 今回の企画を担当したのは、伊藤ゼミ3年生の宮田琉那さんと吉本愛美さんです。2人は、イベントの中心となる盆踊りの会場内と、イベントを楽しんだ来場者が帰路につく際に目にする建物外壁という異なる空間を活用し、それぞれの場面に合わせた演出を制作しました。また、当日は会場内外に分かれて機器の操作や演出の運営を担当しました。

盆踊りの会場を彩る「LumiScatter」

 盆踊りが行われた会場内では、2人が新たに制作した回転反射型プロジェクション演出装置「LumiScatter(ルミスキャッター)」を使用しました。

 LumiScatterは、プロジェクターから色彩豊かな光を投影し、その光を低速で回転する反射素材に当てることで、天井や壁面にカラフルな光の模様を広げる演出装置です。反射素材を回転させる機構には乾電池で動作するモーターを用いるなど、装置そのものも学生が工夫しながら自作しました。

 会場では、ゆっくりと動き続ける光が天井や壁面を彩り、盆踊りが行われる空間全体を光で演出しました。

プロジェクターの光を回転する反射素材に当て、空間全体へ光を広げる「LumiScatter」

建物の外壁で物語を届ける「Story Projection」

 イベントの終盤には、建物の外壁を活用した物語型プロジェクション演出「Story Projection(ストーリー・プロジェクション)」を上映しました。

 Story Projectionは、建物の窓や外壁などの形状に映像を合わせるプロジェクションマッピングの表現を一部に取り入れながら、すべてを建物の形状に合わせるのではなく、キャラクターや場面展開を組み合わせて一つの物語として見せる映像表現です。

 会場内で祭りを楽しんだ来場者が帰る際にも楽しめるよう、屋外の建物そのものをスクリーンとして活用しました。

 宮田さんと吉本さんは、これまでも建物を活用したプロジェクション演出の制作に取り組んできました。今回はその経験を生かしながら、映像による「物語」の演出に加えて、新たに装置を自作して「光」そのものによる空間演出にも挑戦しました。

建物の窓や外壁の形状を取り入れて物語を展開する「Story Projection」

場面ごとに映像表現を変化させ、建物の外壁を一つの物語の舞台として活用

 伊藤ゼミでは、ICTを単に利用するだけではなく、学生自身がアイデアを形にし、実際の地域やイベントの中で試行錯誤しながら実践する活動を行っています。今後も、デジタル技術を活用した新たな表現や地域との連携に取り組んでいきます。

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