2022.05.23
国際交流センターでは、学生がSDGsについての理解を深めることを目的として、今年度から様々なプログラムを開始しています。
去る5月19日には、国際協力機構(JICA)の国際協力推進員である矢田部建祐さんをお迎えし、日本のSDGsの取り組みについてお話をしていただきました。矢田部さんは大学生時代にカンボジアに旅行した際に、日本の都会では失われてしまった、「人と人のつながりの暖かさを感じた」、とのご経験から開発途上国への関心を深め、その後、青年海外協力隊員として中南米ニカラグアに赴任したご経験をお話しされました。
現地では小学校の教員として、日本のソーラン節の踊りや、ニカラグアには無い運動会を、現地の教員や小学生と一体となって教育活動として取り組まれた経験や、帰国後もニカラグアの人たちとの交流が続いていること、その一方でニカラグアの政情悪化により、現地の状況が一変してしまつたことなど、興味深い経験を語られました。特に、他の国や人々に関心を持つこと、異なる文化や言語を超えて共感することの大切さ、そしてSDGs目標17に示されるパートナーとして助け合う関係についてお話されたことが印象的でした。
参加した20名の共栄大学の学生は、真剣に聴講する中に感じ入るところがたくさんあったようです。その後、ニカラグアに関する質問や青年海外協力隊に関する質問が続き、学生代表者より感謝の言葉が述べられ、閉会しました。
将来羽ばたく学生に、世界や社会のことを考える様々な機会をこれからも作っていく予定です。