【国際経営学部】小林尚行教授 高校生にSDGsをわかりやすく説明

2022.07.05

国際経営学部

国際経営学部の小林尚行教授が、6月19日(日)に行われた第4回共栄大学オープンキャンパスにおいて来校した高校生たちに模擬授業を行いました。授業の内容は、「持続可能な開発目標(SDGs)について」でした。

SDGs はSustainable Development Goals の略称で、国際連合が2015年に発表した豊かな国際社会を築くための17の目標のことです。

授業の中で、まず小林先生はとある発展途上国における大きな廃棄物の山の中に1人の少女が立ちすくんでいる写真を高校生に見てもらいました。小林先生は「これは貧困に苦しんでいる少女が、何か価値のあるものを探している写真です」と言われ、高校生たちは、発展途上国の生活が私たち日本のそれと如何に異なっているかを痛感した様子でした。そして小林先生によりますと「国民一人一人の所得の向上が国の発展につながる」として、農業を基盤とした国の貧困は、人的資本、人工資本等の投入により工業化を経て所得が向上することによって、さらにサービス産業である観光産業やIT産業等が栄えていくと小林先生はわかりやすく説明されました。一方で発展途上国の農村部等では教育の機会や医療体制が不足していることから、フォーマルな労働市場に進出できず、その結果、所得の向上ができずに貧困格差が生まれること、また環境への配慮を十分に行わずに工業化を一気に加速することによって、地球温暖化や産業廃棄物といった環境問題が発生すると説明しました。

小林先生は、「私たち国際社会は、このように「社会」、「経済」、「環境」の3者が密接に関連しております。これらの3者が上手く機能し合い、豊かな国際社会を築き上げていくためにも、このSDGsの17の問題を一緒に考えていきましょう。」とまとめてくださいました。

 次回の共栄大学のオープンキャンパスは、7月23日(土)です。是非皆様お越しください。

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