『ジョホール日本人学校を訪問―現地とつないで社会科教育ゼミを開催!』

2022.08.05

教育学部

橋本専任講師は7月29日(水)ジョホール日本人学校を訪問し、zoomを使って社会科教育ゼミの学生と交流授業を行いました。講義の中で橋本専任講師からは、ジョホール日本人学校の様子について大要次の3点が紹介されました。

 第一に先生方のがんばりが素晴らしい。日本各地から志願して集った先生方が、海外という日本とは異なる環境のなかで子供たちと向き合い一人一人を大切にされる教育実践を展開していられた。

第二に子供たちのがんばりが素晴らしい。多くが日本人の親せきや友人のいないなか、また、転校も多い中でお互い助け合って明るく強く学ぶ姿が印象的だった。

第三に管理職のリーダーシップが卓越している。環境の異なる全国から集った先生方をリードし、学校教育目標の達成へ邁進される。職員が働きやすいように個性を尊重しながらも和を大切にし、外国で暮らす子供たちに対しては、国際性を育むとともに日本人としてのアイデンティティを伝えようとされていた。

続いて、学生から5月に実施したジョホール日本人学校の川口校長先生の特別講義に対して感想とお礼の言葉が述べられました。

【学生の声の一部】 川口先生、先日は大変勉強になりました。海外に移住している日本人の現状(日本の興味が薄れてきている問題)や経験から見出したこれからの日本の教育に求められることなど、日々の日本の生活では学ぶことができない貴重な時間でした。~中略~海外と比較してみると、どちらの教育のよさも見えてきました。やはり、教育に決まった正解は無いと感じました。今回の講義を通して、学びを深め、自分なりに教育に対しての向き合い方が大きく変わりました。本当にありがとうございました。これからの教育を担うものとして、日々精進し、子供たちに寄り添える先生になります。

川口校長先生は、学生の皆さんが熱心に学ぶ様子を喜ばれ、「学生の間に視野を大きく広げて欲しい」と期待を寄せられました。そして、学生の求めに応じて後期もzoomを通しての特別講義を快諾くださいました。

紙数の都合で詳細はお伝えできませんが、その他に校内研究への参加や授業の視察、終業式への参加など、大変有意義な交流を行うことができました。社会科教育ゼミでは今後も、学生の視野を広げ教師としての資質・能力を今以上に高めるために、様々な学びを展開してまいります。 本研究は共栄大学共同研究費の研究助成を受けて行いました。

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