【2018年6月】 加藤学長からのメッセージ

2018.06.01

学長メッセージ

ゴールデンウィークが終わったと思ったら、早くも梅雨の季節。時の移ろいの早さを感じるのは、決して私だけではないでしょう。1年の気温は平均すると毎年さほど大きな差はないと言われています。そうであれば、年明けの寒さが厳しかった今年の夏は、もしかすると高温が続き、熱帯夜に苦しめられる日々となるのかもしれません。しかし、夏は暑いもの、みなさんも受験さえなければ旅行に行ったり、海辺で過ごしたり、青春真っ只中の暑い夏を思いっきり楽しみたいところではないでしょうか。

旅行と言えば「世界の3大がっかり有名スポット」をご存じですか?「写真で見るとその場所は大変立派だけど、実際にそこに行ってみたらがっかりだった」と言われるスポットが「がっかりスポット」と言われています。諸説あるようですが、私自身の体験から言えば、1つはコペンハーゲンの人魚姫像、そして同じくヨーロッパ、ブリュッセルにある小便小僧、3つ目はシンガポールのマーライオンではないでしょうか。これらはいずれも世界的に有名で、多くの観光客を惹きつける魅力的なスポットとして知られています。しかし、期待に胸膨らませて現地に行ってみたのに、思っていたよりも小さかったりするとがっかりの度合いが増して、人々はそこを不名誉なスポットに認定してしまうのでしょう。実際にその場に行って自分の目で見て、体感してはじめて「自分にとっての最高の観光スポット」が生まれるのかもしれません。

みなさんの大学選びもこれと同じようなことが言えるのではないでしょうか。自分の行きたい大学、青春の4年間を過ごす大事な学びの場を選ぶのにも、先ずは行って、自分の目で見て、体感してはじめて自分にとって最高の大学を見つけることが出来るのです。

観光には立派なパンフレット、インターネットの情報があります。最近ではVR(Virtual Realty)を駆使してあたかも自分がその場にいるような気になる事は出来ます。でも肝心なことはその場に行って自分で空気を感じてみること。自分で動かず、情報だけで判断すると「がっかりスポット」のように失敗してしまうものなのかも知れません。

大学選びには「オープンキャンパス」があります。丁度これから各大学ともオープンキャンパスを開催して多くの高校生にキャンパスを訪れてもらおうとしています。共栄大学でも「共栄大学を体感する夏」をキャッチフレーズに夏のオープンキャンパスをスタートさせます。
オープンキャンパスでは多くのみなさんに本学を訪れてもらい、模擬講義をはじめみなさんの大学4年間をイメージすることが出来る企画を沢山用意しています。キャンパスに佇んで友達と会話を交わしている自分、教室に座って講義を受けている自分、学食でみんなと休みの計画を話し合う自分、野球場、サッカー場、体育館で部活に励む自分、いろいろな自分をイメージすると、共栄大学で過ごすみなさんの素晴らしい4年間が見えてきます。そのイメージを更にくっきりと鮮やかなものにするためには、中心となってオープンキャンパスを仕切っている学生スタッフと会話を交わすことが一番良いと思います。学生スタッフは、かつて自身がオープンキャンパスを訪れた時に感じた想い、疑問を同じように抱えて来場されるみなさんからいろいろ聴いて、解決してあげたいとの強い想いから自ら積極的にボランティアとして参加してくれている学生ばかりです。学生スタッフとの会話を通して、是非共栄大学を感じとってください。

少し憂鬱な梅雨のシーズンが終わると、待ちに待った夏の太陽が輝く季節になります。高校3年生にとっては受験を控えているため、手放しでは楽しめない夏になるかも知れません。でも、この夏にオープンキャンパスに参加して自分が目指すべき大学を見つけることが出来たら、これから先の4年間、そして大学卒業後の自分の進路を思い浮かべることが出来るはずです。オープンキャンパスに行って、身近な先輩である学生スタッフと言葉を交わす事が出来たら、みなさんにとっては真の意味で最高の大学選びに成功したと言っても過言ではないでしょう。

4年間の学びの場を「がっかりスポット」としないためにも、是非オープンキャンパスに足を運んで、共栄大学の風を感じてみてください。

オープンキャンパスでお逢いしましょう!

2018年6月1日 共栄大学 学長 加藤彰

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