【国際経営学部】北島専任講師が高校生に模擬授業を実施

2022.09.28

国際経営学部

国際経営学部の北島信哉専任講師が、9月17日(土)に行われた第10回共栄大学オープンキャンパスにおいて来校した高校生たちに模擬授業を行いました。北島専任講師は、国際経営学部のスポーツ健康ビジネスコースの教員で、授業の題名は「未来のスポーツ産業を考える」でした。

授業の最初に北島先生は、メジャーリーグで活躍している大谷選手について取り上げ、大谷選手は高校生の時から「体力づくり」「ピッチングのコントロールをよくする」「メンタルを強くする」「人間性を高める」など8つの目標を掲げ、そのそれぞれの8つの目標を達成するために、さらに詳細な目標を立てていることを説明されました。

そしてそのような緻密な目標を一つ一つ達成して偉大な選手になった大谷選手に対して、グローブ、バット、シューズ、そして寝具メーカーまでもが大谷選手のパフォーマンスを最大限に発揮するために日々研究開発されているそうです。(例えば、シューズメーカーは、大谷選手の体や動きに合わせて用具開発をしているそうです。)

 北島先生によると、スポーツ産業は(映像配信サービス、新聞、雑誌、などの)スポーツサービス産業、(競技スポーツ、健康スポーツ、アウトドアスポーツなどの)スポーツ用品産業、そして(体育・運動施設、スキー場やゴルフ場などの)スポーツ施設・空間産業という3つの領域で構成されています。

また昨今のコロナ禍においては、プロスポーツ界も様々な取り組みがなされているそうです。例えば、プロ野球やプロバスケットボールのチームの中には、実際に試合を観戦できないサポーターのためにバーチャルリアリティー、すなわち「仮想空間での試合観戦、アリーナ体験」を楽しむ取り組みをしているところもあるそうです。

また「新しいスポーツ」とも言える「eスポーツ」についても北島先生は言及されました。今や「eスポーツ」は全国的に展開されていますが、この「eスポーツ」はコミュニケーションツールとして、若者だけでなくシニア(年配)の方々に活用されているとのことです。「eスポーツ」はシニアの方の認知機能の維持に向けた可能性も秘めていると北島先生はおっしゃっていました。

これらの「バーチャルリアリティー」や「eスポーツ」等の新しいスポーツ産業は、多くの可能性を持つ一方で、これらの産業への人気の傾向が高まることによって、つまり実際に体を動かさないことによって「子供の体力が低下する」かもしれないという懸念も北島先生はおっしゃっていました。これらの問題をいかに両立するかが、これからのスポーツ産業の大きな課題といえると北島先生は、結論付けました。

次回の共栄大学のオープンキャンパスは、10月8日(土)です。是非皆様お越しください。

北島信哉専任講師
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