2022.10.11
「帝国ホテルを是非とも、目指してほしい人材である。」
今夏、帝国ホテルでのインターンシップに参加した学生Aは、研修後、同ホテルからこれ以上無い最高の評価、褒め言葉をいただきました。
エアライン・ホテルアカデミー生計6名は、夏休み期間の約1ヵ月半、「帝国ホテル東京」(東京都千代田区)にてインターンシップに参加しました。同ホテルは、「泊まりたいホテル」ランキング(*)で堂々1位を獲得した、日本を代表する「最高級ホテル」のひとつです。
学生達は先ず、帝国ホテルの歴史や同ホテルが接客上大切している「理念」などを座学で勉強。続いて、自営するレストラン(料飲部)と、館内をご案内する業務(宿泊部)の主に二班に分かれ、ホテル業務の習得に努めました。超一流ホテルでのおもてなしやお料理を楽しみに来訪されるお客様の対応に、大汗をかきながらも、個々人が奮闘努力し、多くを学びました。
研修に参加したある学生が、印象的な言葉を伝えてくれました。帝国ホテルの方から教わった言葉だそうです。
“100-1=ゼロ”
つまり、何か一つを怠ってしまうと、結果としてお客様にとって帝国ホテルの評価は「ゼロ」と同様の悪い評価につながってしまうとの意味だそうです。
それゆえに一つひとつの動作も決して疎かにしない、同ホテルの秀逸なサービスを、端的に言い表わしているのではないでしょうか。
実は今回のインターンシップは、エアライン・ホテルアカデミーの指導教員である館山友宏先生が、某航空会社ドイツ駐在時の、”フランクフルトのご縁”で実現しました。ほぼ同時期に、帝国ホテルから派遣されていた社員の方(現・帝国ホテル上層部)との出逢いがきっかけでした。
同先生は、「今春6月にインターンシップのお話をいただいた際には、とても有難く、滅多に無い絶好の機会だと思いました。と同時に、超一流ホテルでの研修が、果たして学生達に務まるのか正直、疑心暗鬼でもありました。しかし、学生達は未経験のホテル業務の習得やサービス精神などを学び、必死に歯を食いしばり頑張ってくれました。私の心配は、正に“杞憂”に終わりました。(笑)」と学生達の奮闘振りに目を細めて語っていました。
「人生100年時代と言われて久しいですが、学生達のこれからの人生はとても長い。今後巡り合う“ご縁”を大切にしながら、それぞれ心豊かな人生を送って欲しいと願っています。」(館山先生談) 約1ヵ月半のインターンシップを終えた学生の中には、「もう研修バッヂはつけなくても大丈夫だね」とホテルの社員からお褒めの言葉までいただく者もおりました。
大きな事をやり遂げ、達成感・充実感に満ちた学生達の表情を見て、同先生は「帝国ホテルという日本を代表する“最高峰のホテル”で努力し得た貴重な経験は、今後の学生生活や人生において少なからず活きてくるのではないでしょうか。」
なお、今夏の共栄大生の勤勉な研修態度・真摯な取り組み姿勢などを、帝国ホテル側にご評価いただき、有難いことに来年度も同ホテルでのインターンシップが継続実施の運びとなりました。
(*)「週刊ダイヤモンド」2022.8.20号