10月27日に小林ゼミの受講生が政府開発援助（ODA）を実施するJICAのベトナム事務所をオンラインで訪問しました。

まず、ベトナム事務所の森さんからベトナムの人口、通貨、食事などの基礎情報についてクイズ形式で楽しく説明が行われた後に地下鉄や民法の整備などについてのJICAの取り組みについてお話を伺いしました。その後、山下さんからベトナムの保健事情や医療の状況、そして過去から現在に至るまで保健分野でどのような開発援助が行われてきたかについて丁寧に説明をしていただきました。 　

　受講生からは、誰もが医療サービスを受けるために医療施設の拡充はどのようになっているのか、等について質問がされました。受講後には、「医療の現場がひっ迫している事で様々な課題がある事を理解しましたが、手術室に同時に2人の手術を行っている写真は印象に強く残りました」、「民間連携ということで新生児の難聴や病気の早期発見のために企業が協力していると聞き感心しました」、「事故が起こった際の応急処置や救急医療の体制を整えることに加え、そもそもの事故を減らすために交通法の整備を行ったり、国民への意識改革を促したりなど、保健医療分野のみならず、様々なセクターと協力して対応することが重要だと思いました。」等の感想が寄せられました。開発協力の現場を知る良い機会となりました。