2022.12.05
2022年11月27日、小林ゼミ生がJICA本部(千代田区)を訪問しました。
小林ゼミでは、2年生においては世界の貧困問題、3年生においては貧困を始めとする世界の諸課題に関する開発協力(ビジネスを含む)の可能性について考察し、4年生は受講生各自の興味のある分野について研究を深めるプログラムとしています。
今回、日本の政府開発援助を担うJICA本部を訪問し、人間開発部の佐藤さんからこれまでの経験についてお話を伺い職場を視察させていただきました。
佐藤さんからは、アメリカに留学した際に、ベトナムやガーナ等、世界10カ国を回る洋上大学を41カ国からの学生と共に経験され、世界の貧困問題に関心を持ったこと、JICAに入構したのち、ウガンダの海外研修先で出会ったコンゴ民主共和国からの難民の方が現地でたくましく生きている姿から学んだことや日本の援助の仕組み等について貴重なお話を伺いました。 受講生からは、留学していたのにもかかわらず日本で就職したのはなぜでしょうか、開発援助をすることにより、現地の人が忙しくなっていないでしょうか、等のたくさんの質問が出されました。
翌週のゼミでは、佐藤さんの講義を振り返り、学んだことについてグループ・ディスカッションを行いました。
受講生からは、
「日本も戦後多くの国に支援してもらったので恩返しの意味もあると聞いたことがすごく心に残りました。」
「現地の人の立場になって解決策を提案するのではなく、一緒になって考えてあげて、共に解決に向かって行く姿勢がとても素晴らしいものだと感じました。」
「JICA職員の仕事内容に加え、佐藤さんのキャリア形成についても貴重なお話をお聞きし、仕事を続けていく上で大切なことは一緒に考えてくれる仲間の存在であるという言葉は、私自身の今後の人生選択に役立たせさせていただきたいと思います。」
「将来、卒業したら、私もベトナムと日本両国に何か貢献的な仕事をしたいと思います。(ベトナムからの留学生)」等の感想が寄せられました。 今回の訪問から得たものはとても大きかったようです。