【国際経営学部】太原准教授が高校生に模擬授業を実施

2023.01.20

国際経営学部

国際経営学部の太原靖一郎准教授が、1月15日(日)に行われた第13回共栄大学オープンキャンパスにおいて来校した高校生たちに模擬授業を行いました。太原准教授は、国際経営学部のビジネスリーダーコースの教員(先生)で、授業の題名は「ロジカルシンキングを知って使ってみよう」でした。

 「ロジカル」とは「論理的な」という意味で、「シンキング」は「思考」という意味ですので、「ロジカルシンキング」は「論理的な思考」ということになります。つまり、一つの事柄に対してはその理由や根拠があり、ロジカルシンキングとはその事柄と根拠を論理的に結び付けていくことです。例えば、「道路が濡れている」という事柄に対して、「きっと雨が降っていた」という根拠があったとします。これをロジカルシンキングで考えていった場合、太原先生によると「正しい」かもしれないし「間違っている」かもしれないとのことです。つまり「道路が濡れている」ということの根拠は「誰かが水をまいた」かもしれないし、「誰かが洗車をした」かもしれないので「きっと雨が降っていた」という仮説は必ずしも正しいとは言えないとのことです。この太原先生の説明に対して、参加してくれた高校生たちは「なるほど」と納得していました。太原先生は、このロジカルシンキングは私たちが学ぶことによって体得することができる「スキル」であるとおっしゃっています。

 次にロジカルシンキングにおいては「主張」「データ」「理由」の3要素があり、この3要素を論理的に結び付けることを「三角ロジック」であると太原先生は説明されました。例えば「彼女は東京オリンピックではボランティアができる」という「主張」があり、これに対して「彼女は、日本語、中国語、英語を流ちょうに話せることができる」という「データ」があり、さらに「東京オリンピックでは語学が堪能なスタッフが求められる」という「理由」があるとします。この3要素を論理的に結び付けると、「東京オリンピックでは語学が堪能なスタッフが求められます。そうしますと彼女は東京オリンピックのボランティアができます。なぜならば彼女は、日本語、中国語、英語を流ちょうに話すことができるからです」となると説明されました。ロジカルシンキングを学ぶ上ではこの「三角ロジック」を頭に描くことが重要であるそうです。

 最後に太原先生は、ロジカルシンキングを日常的に意識的に取り入れていってことによってスキルとして身につけ、実生活の中で大いに役に立ててくださいと高校生に話してくださいました。

次回の共栄大学のオープンキャンパスは、3月11日(土)です。是非皆様お越しください。

太原 靖一郎准教授
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