2024.04.03
2024年4月3日(水)春日部ふれあいキューブ コンベンションホールにて、2024年度共栄大学入学式を挙行いたしました。
平林信隆学長より式辞が述べられました。
新入生の皆さん、本日は誠におめでとうございます。共栄大学を代表して、皆さんのご入学を心より歓迎いたします。また、皆さんを長年にわたり温かく支えてこられたご家族や関係者の皆さま方に対し、心よりお祝いを申し上げます。「おめでとうございます。」
さて、これからの4年間の大学生活を迎えるにあたり、皆さんの中には、正直、自分の将来のイメージがなく、それを見つけるために大学に入学した人もいるでしょう。逆に、自分の将来の目標が明確にあり、共栄大学においてその目標を達成するために必要なものを手にいれようと考えている人もいるでしょう。
本日はこのおめでたい席で皆さんに「大学は何をするところなのか」そして「共栄大学の原点である理念『至誠の精神』」についてお話しをさせていただきたいと思います。
大学とは、単なる学問の場所にとどまらず、皆さんが人として成長し、社会で活躍するための準備をする重要な舞台です。大学では新しい知識を獲得するだけでなく、新しい友人や仲間との出会い、異なる文化、価値観、信念を持つ人々と触れ合う機会などがあります。そして、多様性と包括性を尊重することで、世界をより広く深く理解し、互いに尊重し合う姿勢を身につける機会が与えられます。すなわち、大学の4年間は皆さんの価値観や考え方を広げ、自分自身を確認する探索と自己発見の旅でもあるわけです。
また、大学は、皆さんが夢や目標を追求し、自分自身の可能性を探求する舞台でもあります。ここでの学びは、ただ知識を増やすだけでなく、問題解決能力、コミュニケーションスキル、リーダーシップ能力など、変化の激しい時代において、皆さんがご自身で情報を収集し、判断する力を養うものです。そのためには自己管理や時間管理、目標設定など、自らの学びと生活をコントロールする力が求められます。失敗や困難もあるかもしれませんが、それらを乗り越えることで、より強く、より成熟した人間として成長することができるでしょう。新しい挑戦や体験を通じて、自分の強みや弱みを知り、それを克服し、成長することができる環境がこの共栄大学にはあると思います。
共栄大学の教育理念は共栄学園の建学の理念である「至誠一貫」を原点としています。「至誠一貫」とは、どんな時でも、どんな状況の変化の中でも、至高の誠実さである至誠の心をもって、明るく、前向きにあらゆることを乗り越えていくことなのです。困難や試練の時こそ、自らの価値観と信念を見つめ直し、精神的な強さと決意を示すことが求められます。至誠の精神は、正直さ、誠実さ、そして他者への思いやりに基づいています。
皆さん、至誠の精神をもって、是非、大学4年間という貴重な時間を有効に活用してください。今日からキャンパスでは他者への思いやりをもって、誠実に、気持ちよく「挨拶」をしましょう。きっと、相手に気持ちが伝わり、気持ちの良い「挨拶」が返ってくるはずです。「誠実に挨拶」をすることで、気持ちが前向きになり、仲間ができ、行動を起こすことが出来るようになります。自らの可能性を信じて、多くのことを学び、多くの人と出会い、多くのことに挑戦してください。無駄なことなど何一つありません。後から考えると、皆さんのしてきた挑戦や経験のひとつひとつに意味があり、すべてが繋がっていることがわかると思います。
皆さんが充実した大学生活を送り、将来に向けて輝かしい道を歩んでいけることを教職員一同、全力で支援いたします。わからないこと、不安なことがあれば、ためらわずに教職員に相談してください。親身になって相談に乗ってくれるはずです。
以上で私からの式辞といたします。本日は本当にご入学おめでとうございます。
2024年 4月 3日
共 栄 大 学
学 長 平林信隆